今週月曜日、売り手は仮想通貨市場で依然強いまま優勢な展開を見せ、ビットコインを8,000ドル以下に切り下げ、直近安値である7,300ドルを再テストする動きを見せました。
昨日火曜日には、7,240ドルまで調整された価格から、主要サポートラインである8217ドル(Bitfinex価格)まで一時上昇する場面も見られました。しかしその後は7716ドルまでビットコイン価格を押し下げ、3月18日以来の直近最安値を付けました。
ICO、トークンセールス、取引所、ウォレットサービスなど仮想通貨に関する広告を一切廃止する。とした米ツイッターの決定がこの下落を加速させている要因とも考えられています。
こういったニュースが流れる前は、ビットコインをはじめ仮想通貨市場は一度底値を打ったような雰囲気が見られましたが、ツイッターによる広告禁止のニュースは、正式発表されるよりも前にメディア各社が嗅ぎ付け、下落トレンドを再度描くことになってしまいました。
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現在のBitcoin Price Index(BPI)にて表示される主要取引所の平均価格は7,846ドルとなっています。
1時間足チャート
明らかに、今は売り手が市場を支配しています。これまでのところ、この下落トレンドは7,700ドル付近で反発が起きています。1時間足チャートではもし反発すれば8,271ドル(以前の支持線、現在の抵抗線)までの上昇の可能性があることを、テクニカルでRSIダイバージェンスが示しています。
このような上への再テストを試みる可能性もありますが、それを予測するよりも日足チャートから確認できるように、直近は弱気なサインが優勢であるという見方をする方が賢明かもしれません。
日足チャート
直近数日の丸みを帯びたようなチャートを描いた上記のパターンは、3月21日に付けられた高値の9,117ドル付近に厚い抵抗帯がそこにあることを示しています。
さらに、月曜日の終値は8,211ドル(フィボナッチ指数61.8%)を下回り、5日移動平均線が10日移動平均線をデッドクロスしています。同時に、相対的な強さを表す指数(RSI)は50.00未満の弱気の領域へ反転しています。
したがって、価格は7,240ドルの最近の最低値を再テストすることが考えられ、8,271ドルを上回る是正措置(以前のサポート、現在の抵抗)は一時的なものになる可能性が高いかもしれません。
週足チャート:主要なサポートは6,600ドル
上昇している50日移動平均線は、週足底値を結んだトレンドラインに対して大体6,600ドル付近で交差しようとしています。
今後直近の見通し
●一時的な8,271ドル付近への上昇の可能性がある。しかしそれを継続して右肩上がりの上昇にはまだ早いか。
●3月18日の底値(7,240ドル付近)を試す展開がある。もう一段落下げると6,600ドルまでの下落も考えられる。
●11,700ドルを超えるようなかなり強い上昇が起きた場合には、売り手市場を払拭する、ビットコインの強気な見通しが再度訪れるでしょう。
出典:https://www.coindesk.com/bitcoin-slides-again-but-brief-rally-may-be-on-the-cards/
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